undergarden

帯電マン

あたしに少しでも触れたらケガするぜい、という1日。金属製のものに触るたびに、ビリッ、と静電気を発生させていた。端末に触るのも恐る恐る。気温が低く乾燥していた為だろうか。東京に来てから肌がカサカサして仕方がない。もうボロボロ。マガリオによると加湿器が効果抜群みたいだけれど必須よね。と言っても、自分の部屋には帰ってきてもシャワー浴びて寝るだけ、という生活が続いているから、事務所に導入してもらわないと意味無いか。
メガネ美人よりチョコ。本当に予想外でどんな反応も出来なかった。情けなし、と肩を落として、溶け始めているハート形のチョコを冷蔵庫に入れた。明日もたぶんスタバでコーヒーを買えば貰える。


印象的な声を発する人に会ってから、喋る時の声が気になる。綺麗だな、とか、発声の仕方が上手いな、とか。自分のはどうしようも無くダサくて、特に発声の瞬間が気に入らない。トーン、と丁度良い音が出ない。
確固たるもの、なんてどんなに考えても自分の中には無い。作ったものがそうなるのを願うだけで、その為のイメージはあれども、やはり自分の中には無い。いつまでもきっと無いことを何となく知りながらも、近づく行為を続けているしかない、んだと思う。

Leave a Reply