undergarden

one nation

昼過ぎからハイウェイミュージアムにて鶴田さんの作品展示の手伝い。結局航空便は届かなかった。最近、美術館を美術館なんだと思うようになる。何が原因かはわからないけど。展示後、隣の道の駅にてお茶をしていると早くもクリスマスソングが流れていた。12ヶ月のうちの2ヶ月近い時間をクリスマス気分で過ごすのか、と。夕方に帰宅するとポストに宅急便の不在通知が入っていたので、今日の再配達のお願いをして、何も得られない仕事に向かう。こういった仕事は出来ればやりたくない。でも生きて行くには必要。暫し心をなくすしかない。
夜中に予想外にも発売日に届いたBABELを観る。余分も不足もない、撮るべきものがそこにある。役者も含めて、スタッフが同じヴィジョンを持って完成まで繊細な作業を続けた結果なんだろうと思う。やはりこの監督は恐ろしい。ダルフールの問題から浅くでも色々と考え始めたていたから、ということもあったかもしれないが、視覚や聴覚というものではなく、直接脳にスッと入ってきて広がる感じがあった。さくらんは娯楽として観ても辛い。写真家が写真家のまま映画を撮っては駄目だと思う。

季節野菜

今は在宅スタッフとして短時間契約しているが、以前は社内勤務をしていたし、そちらの期間の方が寧ろ長く、休職(扱いになった)期間を含めれば丸々5年働いた会社を年内で辞める事にする。心機一転、ということではなく、その他のことはまだ何も決めてはいない。ただまぁチャレンジとか可能性とかといったこととは違う。あと2ヶ月は今のままダラダラと出来るけれど、どうするか決めないとなぁ。
帰りに道が混んでいるからと喫茶店に立ち寄ると既にディナータイムなのにガラガラ。お客が来るまで、と店のスタッフ2人と椅子を並べて座談会。月末は会社が忙しいから暇なんだそうだ。何とも社会から弾かれた気になる。結局そのまま3時間。こんなんで大丈夫なのか、と聞いてみると年間均すと大体同じくらいになる、とのこと。小腹が空いたと頼んだ季節野菜のグリル焼きが美味しかった。

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おっぱっぴー

この頃は夕方の五時半になると、決まって「おっぱっぴー」という声が聞こえてくる。小学生が大声で、さよならと一緒に叫んでいるのだ。「バイバイ、おっぱっぴー。でもそんなのかんけーねー」と。「でもそんなのかんけーねー」と言っちゃうからまた「バイバイ、おっぱっぴー」と繰り返す。暫くすると母親が出てきて、この場をおさめるのかと思うと、一緒に「おっぱっぴー」。おいおい、と思いつつも「関係無い」とそこで会話を終わらせてしまうような否定が誰のどこにも無いから、これはこれで美しいのかもしれない、と思う。だたまぁ1ヶ月程前に聞こえていたリコーダーでカントリーロードで吹く音が懐かしくはあるけれど。

キミ・ライコネン

ライコネンの走りはどこか悲しみを帯びている、とあたしは思う。未だ数年前のニュルブルクリンク、最終ラップでのクラッシュを思い出してしまう為かもしれないし、その切り裂くような速さの為かもしれない。そんなライコネンが今年のF1ワールドチャンピオン。ついに。悲願の。まさかの。今年のF1は誰かがシナリオを書いているんじゃないかと思う程に劇的だった。特に終盤はテレビドラマ並みにベタなもので最終戦のチェッカーフラッグが振られるまで分からない様な展開になった。そんな中で一番印象に残ったのはやはりライコネン。モンツァでの走り。見ているこちらが泣きそうだった。車を好きじゃなくてもF1はきっと面白い、と思うのは車好きの発言かしら。F1が終わると今年ももうすぐ終わるんだな、と思ってしまう。

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711

「明日よりおでん70円均一ですよー」というのは精算前に言うべきだと思う。そして、精算後にそう言うならば精算前に「おでんいかがですか」とは言っちゃいけないと思う。

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