undergarden

3ヶ月

稲刈りを終えたばかりの田が広がり、すぐ目の前には小高い山が迫る。そんな所にある家にお邪魔する。その家には孫(と猫)の身長を刻んだ柱があり、それぞれの節目で撮られた記念写真が並ぶ。だがカレンダーは7月で止まっていた。たぶん、何もかもが7月のまま。布団は先ほどまで寝ていたかのように捲れていて、キッチンには洗ったままの食器。居間に用意されている湯飲み。読みかけであろう本。空気もそのまま残っているようで、会った事も話したこともない人の家なのに懐かしさと安心感に包まれる。人間を感じる、ということだろうか。皮膚の上をふわっと通り抜けて行く。決して掴めはしないのだけれど。今後、会う事があるのかもわからないけれど、勝手に初めての挨拶は済ませた気になった。

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友人に誘われ夜のサッカーの試合へ。となるはずだったが夕方より生憎の雨。でも新たに長野市になった地区では雨が降っていないとのことで決行、と連絡が入る。俄に信じられない情報だったが、まぁ降ってたら何れにしてもやらないでしょ、と向かう。結局家を出てから現地まで雨は降りっぱなし。対戦相手も来ないとのことなので、解散。でしょ、普通。雨に濡れてはしゃぐ子供のように、練習しよう、という声にあたし以外は不満を漏らさなかった。帰ってしまえばそれで良かったけれど、何かありそうで雨の中へ出る。結局何も無かったけれど。強いて言えば、久しぶりの5号球、スパイクに太ももの筋肉がついていかずへこんだ、ということだろうか。でも何だか練習後は全てが美しくみえて、ナイター照明に照らされる雨粒や坊主の人が頭をジャリジャリとこすった時の水飛沫、照明を落とした後の影と窓に映る街の灯り。知らずに結構テンション上がってたんだなぁ、と帰り道に思う。

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あ、

死ぬために起きなきゃ、と今朝は目を覚ました。意味不明。ただやけに心地よい寝起きではあった。夢の詳細は起きた瞬間から思い出せなかったけれど、でもあれが、走馬灯のように浮かぶ、ってことなんだろうな、と妙に納得した。
あれもやんなきゃ、これもやんなきゃ、と9月後半を過ごしていたら、もう10月。忙しい、の半分くらいは自分の欲求だから難しい。食べてかなければならないし。例え1日が30時間あってもきっと何も変わらない。けど欲しい。

10年

3連休はCCFF7にその殆どを充てる。購入時には1日2時間だな、とか考えていたけれど、やりたい時には十分にやってしまえ、と方向転換。だから一先ずはクリアを迎える。ハード的な問題なのか、RPG(アクションRPG)と謳いながらも進行がかなり強制的で自由度は極度に低い。が、ある程度の満足感があったのはFF7というベースがあったからだろうなぁ、と思う。ボリュームもあんまり無いし、出来ることも少ないけれど、それはもう始めた瞬間に分かること。どこまでの話なのかは決まっているから。どう終わるのかも。今まで、この10年間、断片的に見せられていた映像の空白部分。当初、FF7のシナリオをどこまで作ったのか、またゲームのシナリオ自体どう作られるのか分からないけれど、良く出来てる。でも10年経っても同じゲームをしているなんて我ながら呆れる。
と、3連休中ゲームばかりしていたわけではなく、日曜はフットサル。いつものチームの練習が無く、中学の頃のチームの先輩に大会に誘われていたのでそちらに参加。結果3位、フットサルを始めて、初の賞。賞品はお茶だったけれど、なかなか嬉しい。こちらも10年。10年振りに一緒に試合に出た。全く練習も無く、ぶっつけでダントツの優勝候補と拮抗した試合を繰り広げたのはなかなか大したものじゃないかしら。来年はチームとして登録しようかという話まで持ち上がっていた。まぁでもリーグに出ても上位にはいるだろうな、とは思うけれど、今のチームはどうしよう、など。でも周りが上手いからいつも以上に走り、出場時間は短いものの非常に疲れた。