お盆中は似合わず毎日繁華街へ。懐かしい人たちと再会する。サッカーのプロ選手にあと1歩という後輩、お笑い芸人になった先輩、10年ぶりに会った師、結婚を控えている友達などなど。今年は本当に久しぶりに会った人が多く、最後に会った時のまま更新されずにいたその人が、一気に何年もの経験を引っさげてあたしの中のその人を更新していったからその変化の大きさに戸惑いを感じもした。陳腐だけれど大人になるんだな、と。酔った頭と戸惑いが導く結論はそう多くはないけれど、けっ、と寝る前に捨ててしまうには惜しい気がして、でも大切に育てる、という代物でもないから、とっとと実行しちゃおう、と酔いの醒めない頭で思う。関係や時期やその他の何もかもを横に置いて。
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出先にて激しい雷雨に襲われる。こりゃ出られんわな、といつもだったらさっさと帰ってしまう所を長々と居座る。おかげで精神的に病む。そんな所。車に戻る途中でサンダルの鼻緒に当たる部分が切れて二重苦。まぁでも900円で3年も持ったんだから…。帰宅してみると窓を開けっ放しにしていた為、カーペットと丁度そこに脱ぎ捨てられていたハーフパンツがびしょびしょになっていた。持ち上げれば水が滴り落ちる。電子機器が無かったことは幸い。
ここ1年程の撮りっ放していたフィルムの整理を始める。思っていたより数が少ない。ここ2、3ヶ月が多かっただけ。今回はちゃんと紙に出力するつもりでフィルムスキャン。今までが適当過ぎたのだけれど、スキャナのスキャン設定ってここまで出来るのね、と感心する。宝の持ち腐れって奴でした。でも今持っているものではブローニーが取り込めないので新しいものをネットで注文。当時は中判カメラに手を出すとは思ってもみなかった。
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玄関のドアを開けた瞬間、夏っぽいムワッとした空気が身体にまとわりついてきて、昨日までのとは違うな、と感じた。出先にて梅雨明けだということを知って納得。昨日までは予報と現実の差異に予報意味無し、なんて思ってたけれど、予報も捨てたもんじゃないわね、と勝手に捨てて、勝手に拾い上げた。
長めの東京滞在中はデスクワークを全くやっていなかったから、帰宅すると机の上に後回しと残した仕事が散乱していた。でも無意味な切断から離れられた為か集中力が戻り捗ること、捗ること。休日が明けてから再び生活が戻ってきて、日々淡々と嫌がらせかと思うほど続く切断に、また集中力が低下してきているけれど。
迷いはある。というか真っ最中なんだろうと思う。数年前は環境に絶望して、偉そうにも環境を与える立場を目指したが、足の裏を地面に付けてみると環境よりもモノだということよね、と。ただ何となく何が変わったことさえ分からずに、今には違和感がある。ここの所周囲で相次いだ退職の流れに乗って、と言ってもこんな自由な立場で退職もないのだけれど、思いっきり方向転換なんてしちゃってみようかしら、と考えたりもする。が、やりたいことって今とそう遠い場所にあるわけでもない気もするから、自由ならその時間でやれよ、とも聞こえる。ただねぇ、引きずるのは良くない。「金が無いと人間、相手にされないよ」という言葉に、そうだよなぁ、と思ってみたりもしながら。
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文化祭帰りの高校生の集団が引き金となって、色々な記憶が呼び起こされる。始めは楽しかったことなどを思い出していて気にはしていなかったのだが、それらがある程度開かれてしまうと、辛い、忘れようと思って忘れていた記憶が次々と開かれ始める。唐突にポンッと目の前に置かれて、その当時の悲しみや憤りが蘇る、なんてことは当時の方が酷かったと思うが、今、また悲しんだり憤ったりしてしまう。もうこれは一生許せる日はこないだろうな、と刻んでしまったりして。こうやってどんどんと臆病になるんだ。思い出しては傷つけて。寝る前、どうぞ夢には出ないでくれ、と祈ったその日の夢は皆が乗ったバスが事故に遭った。
正午から夜中まで酒を飲んで遊んでという一日。同年代の大勢と過ごすこと自体が稀で初めて会う方もいて、だからリフレッシュのため、と思いきや、性格上そういうわけにもいかなかったけれど、帰って、修理から戻ってきたパソコンの再セットアップをしながら作ったラーメンに割った卵から黄身が2つ出てきた瞬間、なんだかもの凄く楽しい一日だったな、と思うに至る。