undergarden

one nation

昼過ぎからハイウェイミュージアムにて鶴田さんの作品展示の手伝い。結局航空便は届かなかった。最近、美術館を美術館なんだと思うようになる。何が原因かはわからないけど。展示後、隣の道の駅にてお茶をしていると早くもクリスマスソングが流れていた。12ヶ月のうちの2ヶ月近い時間をクリスマス気分で過ごすのか、と。夕方に帰宅するとポストに宅急便の不在通知が入っていたので、今日の再配達のお願いをして、何も得られない仕事に向かう。こういった仕事は出来ればやりたくない。でも生きて行くには必要。暫し心をなくすしかない。
夜中に予想外にも発売日に届いたBABELを観る。余分も不足もない、撮るべきものがそこにある。役者も含めて、スタッフが同じヴィジョンを持って完成まで繊細な作業を続けた結果なんだろうと思う。やはりこの監督は恐ろしい。ダルフールの問題から浅くでも色々と考え始めたていたから、ということもあったかもしれないが、視覚や聴覚というものではなく、直接脳にスッと入ってきて広がる感じがあった。さくらんは娯楽として観ても辛い。写真家が写真家のまま映画を撮っては駄目だと思う。

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