輪島
調べると能登半島地震が2007年3月25日だったというから、訪れることを決めてから2年経ってしまった。旅行の計画を立て始めて、春のイベントが終わってからと決めた矢先の地震で諦めたまま、その後、自身の状況も許さず月日は過ぎた。そんな輪島へ。ETC割引だし。当初は辿る道の途中に宿をとって能登半島を巡ろうかと思っていたが、ただ移動で疲弊する観光になりそうだったので、輪島で連泊にする。ただ、往路は寒ブリの氷見(今はホタルイカ)や七尾に寄る能登半島の東側を上り、復路は門前、羽咋の西側を下った。輪島では徒歩とコミュニティバス。漁業の街だからか、平日でも昼間は休日の様に人がゆったりとしている。が、夜は早々に更ける。一泊目は宿で夕食をとったが、二泊目は外で食べてみようと出てみたがありつくまでに苦労した。帰りは朝から雨で、霧が海を覆っていて、海の無い土地で育ったからか、それが新鮮で帰路は海ばかり見ていた。
家族に輪島塗の箸やお椀を土産に買って帰るが、渡す時になって、やっと、自分に何も買ってこなかったことに気づく。
長野は善光寺御開帳。用事で徒歩圏内まで行ったので寄ってみたが、もの凄い人。回向柱からは、それでも休日とは比べようもない程に少ないようだが、列が伸びていて、素通りし参拝して帰る。町並みは暖簾等が新しくなったりで少し気合いが入っていた。
実家では、甥・姪のお世話。甥は休むことなく動き、喋る。姪はもうちょっとで寝返りが打てそう。笑うと安らぐ。でも、朝も早よから騒ぎが始まるので、夜の遅いこちらとしてはちと応えた。
丁度、輪島も入れて、1週間滞在して東京へ戻る。新幹線の切符売り場へ行くと御開帳の為、人が溢れていて(まぁそれ程でもないがいつもよりは)怠さに襲われて高速バスの混雑状況を聞くと、全然空いてるということでバスで帰る。前後左右、空き。時間は掛かるが乗り換えも無いし楽と言えば楽。東京へ着くと、出る時に散り始めていた桜は流石に全て散って、道路の隅で茶色く朽ちていた。北へ北へ上ったから満開の桜を、今年は、1週間以上楽しめた。