初箱根
何時に寝ようが起きる時間が重要だよね、気分的には遅い時間に起きる程寝た気になるな、と考えながら、朝3時過ぎに事務所まで自転車を漕ぐ。新聞配達の人のように、1日を迎えた仲間もいるが圧倒的に、これから1日を終える人が多い。羨ましいというよりも恨めしいという気持ちで眺める。
初めて行った箱根だったが、避暑地だという割には予想以上に暑い。そしてコンビニが多い。仕事だからポイントでしか動いていないけれど、東京から近いから開発が進んだ為なのか、時期的に人が多い時だからなのか、人工的な、大袈裟に言ってしまえば、空気は都心と変わらない無機的な臭いがした。車を運転している感覚も、山を運転しているというよりは、山っぽい所を運転している感じだった。プライベートで来たらまた違うのだろうか、とも思うけれど、果たして今回の印象でプライベートで来ることがあるのだろうか。
雷が鳴り始めたので雨が降り出す前に東京へ向かう。途中、雨が降り出す。時間が早かった為か1時間ちょっとで都心まで戻れた。車を降りてもやはり身体が感じる空気は同じ。