同岸の火事
夜中に焦げ臭いにおいがして電源周りをチェックする。たこ足にたこ足を繋いでいる状態でしかも机の下の奥や棚の裏という掃除もしない場所にあるから、もしや…、ということもあり得なくはない。色んなものを倒して、落として、とやりながら一通りチェックしてもやはりにおいは消えずファンヒーターか、と見てみるも異常なし。気のせいかしら、とモニターに向き直った所で、助けて、と悲鳴。何度か連続して聞こえてパタンと止まる。主に朝だけれどたまに大声で痴話喧嘩を繰り広げる夫婦がいるからそれかしら、と思ったもののベランダに出てみると目の前が見えない程の煙。部屋を一瞬にして白く濁らせてしまった程の煙が階下からもくもくと上がってきている。やや、さっきの悲鳴はこの火事か、と状況は分からないけれど取りあえず手にもって出られるだけの荷物をまとめる。といってもカメラ類とかで重くて他のものは諦める。生活空間を圧迫するほどの普段なら捨てられないものばかりの荷物から迷わずにまとめらることにちと驚く。玄関にそれらの荷物を置いて、火事の状況を把握しに行くと近所のおじさん達が集まって消火活動を繰り広げていて、火自体はおさまりつつある所だった。当の住人は混乱していておじさんの的確と思える指示を煩そうに反発して、出火の止まった場所へ水をひたすらかけている。おじさんの一人が、だめだこりゃ、と住人を見放したのと入れ替わりに消防車が到着し放水。こちらも寒空の下からいまだ白く濁っている部屋に戻る。同じ階の住人は皆、3階から下を覗いていた。
細々とした案件が重なったり、無茶な依頼を請けたりでなかなか自身に矢印を向けられないでいた2月だったけれど、メインのものが終わり、細かいものも大方片付き、よし、と思ったらもう3月。春じゃないか…。でもあとはこそこそと生活費を稼ぎながら4月に向かうだけ、となれば良いな、と。
QCで躓いている部分を調べてみるがヒットしない。Flash的思考だとラインを繋げられないのね。Jitter,Max/MSPあたりなら出来そうだけれどなぁ。でもCを覚えなきゃ結局は駄目かしら…。