undergarden

実家に帰ると妹のチワワが来ていたので一緒に夕飯をとる。人間の食べるものが欲しいのか机に前足を乗せてずっと皿の上を見ていた。妹や母に絶対にあげてはいけない、と常々言われていて、内緒であげても何故かバレてしまい怒られるので今回は我慢。夕食後にチワワお気に入りの熊のぬいぐるみを引っぱりあうが、暫くすると徐に膝の上に乗ってきてそのまま寝てしまった。さて、どうしたものか、とつまらないテレビ番組をボーッと眺める。誰かが部屋を出入りする度に起きはするのだがこちらが立とうとすると素早く戻ってきてまた寝てしまう。どの芸能人が有名か無名かなんてことが番組になる、というか、番組にすることに頭を傾げながらそんなことに目を向けているのがほとほと辛くなりギブアップ。立ち上がり、後ろを振り向かずに家を出た。
夜中に友人が来たので端末にマイクを繋げてスピーチしてもらう。彼は子供の頃にCMなどのナレーションをやっていたから、そんな感じに録れた。また真面目さからか、小学校の国語の授業で読むような抑揚の付け方でもあった。文章の断片など選択はしているものの短いが故に読み手によって異なる物語になる。聞き手によってもそうかもしれない。何となく当たり前のことを言っているような感じもするけれど、仕事の鎖、無意識に仕様を求めてしまっていた所、から抜け出た気がする。仕様って毒だよねぇ…。予想の付かない変容、ストーリーを楽しみにして続けてみようかしら。

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