undergarden

15second

何だか日課として水戸黄門を見てしまっているのは年をとった証拠か。水戸黄門ばかりではなく暴れん坊将軍や大岡越前、桃太郎侍など時代劇ものをやっているとつい見てしまう。流れは決まっていて面白みは無く、最近の作品は撮影技術は上がっているがそれがかえって滑稽だったりする。でももっと滑稽で面白くないのは現代を舞台にした連ドラだよなぁ、と思う。一週間前に見た夢で無感情に目の前で殺された見知らぬ人が、刀で切られた武士ではなく、恋や愛以外の感情を奪われた連ドラの登場人物の方に重る。
経験と実績、ということで自分を納得させる事も無く、ただ楽しそうだからと殆ど制作費など出ない15秒CM(ケーブルテレビ)の制作の打ち合わせに行き、簡単なメモ程度の絵コンテでまとめる。好き勝手やらせてくれる、という太っ腹さはありがたいがその太っ腹さを換金にも向けて欲しい、と言ったら罰が当たるかしら。まぁ後々。でもモデルもこっちで用意すんの…?帰宅してからTarnation。これは買い。限られた環境の中でここまで作り込める集中と情熱に刺激される。こちらの生活にかすりもしない制作者の半生がリアリティの針を左右に揺らしノンフィクションだけれどフィクション。だけれどノンフィクションと訳の分からぬ認識を常に与えられた。記憶の記録ってでもこういうことだろう。次回作がどうなるのかが非常に楽しみ。しかしDISCASって便利。

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