やっと食事を摂る気になってスーパーにて半額で売っていた鰻を広げてテレビを付けるとディスカバリー打ち上げの中継をやっていた。どこか遠くの、寧ろ全く関係の無い世界の事だと冷めている反面、もの凄く興奮する。何をしに行くかも分からないけれど、あれが重力に逆らって打ち上げられるというのはやはり何とも言えない凄みがある。飛んで行ってしまえばもう本当に録画映像でも観ているかの様な気分になってしまうのだけれど。そういえば中学生の頃、NASAで働きたいと思っていた。宇宙飛行士ではなく、ケネディ宇宙センターのコントロールルームで働く人に。理科室の壁に貼ってあるポスターだとか年表だとかを剥いで持ち帰って月でも見るかの様に眺めていた。眺めていただけ。結局、そんな頭無いな、と高校受験を考える様になって理解して、諦めたというよりは自然消滅といった感じで忘れてしまった。宇宙よりも人を眺める視線に惹かれていった、というのもあるかな。
天気が仕事に影響するなんていうのは雷くらいで、それはまぁサボる為の言い訳にもなるのだけれど、まぁあまり天気なんて関係無いと思っていた。が、今日出張の予定だったのだけれど台風で延期。こっちは良くともあっちは駄目っていう事は考え無かった。経営を考え始めてこうやって気付く事は多い。今まで如何に何も考えて無かった(考えているつもり)事が分かる。まぁ商売をするつもりも無かったからというのもあるけれど。経営を考えて行くとどんどん嫌な人間になっていく。それを出来るだけ避けようとしてはいるもののそう成らざるおえない。どれだけ自分を信じていられるかという事だね、と言われる。疑いの目が自分にさえ向けられる私には難しい。けれど、そうしなければ私に何が残ろうか。仲間を信じるという事も必要だろう。辛い事も厳しい事もあるだろうけれど、やってくれると信頼しているからこそ、動けるし働ける。まぁ裏切られたらそれはそれだね、と。自分に返ってくるだけだから、酒でも飲んで忘れれば良い。
一昨日から喉が腫れていたのだが、特に目立った症状はなく体調も悪くは無かったのでいつも通りに生活をしていたが、昨日の夜についに出てしまった、という様に体調が悪くなった。やらねば、となんとか端末の前で踏ん張るが、目眩にちょっとだけとベッドに横になるともうそこから起き上がる力は無く、そのまま睡眠を取る。夜中、急な仕事の依頼の電話で一度起きる。ただ、まぁ時間もそうだけど、あまりの自分勝手な内容に呆れ断る。請けた所でお金が回るわけでは無さそう。そのまま朝まで眠り、学生の声で目が覚める。バーベキューか何かをやるらしい。喉の腫れは心無しか治まってきた感じ。学生の声が毎日聞こえるこの部屋ともあと1週間でお別れ。コンビニで朝食を買いがてら散歩でもして頭を起こさねば。今日は涼しい。
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生まれてから野菜ジュースは一口しか飲んだ事が無い。
それは小学生の頃だったけれど、飲んだ瞬間吐き気がして残りは隠れて捨てた。以前付き合った彼女の親は野菜ジュースメーカーの役員だったので野菜ジュースを頂いたりした。その飲まないのに、捨てるに捨てられないものは、冷蔵庫に封印されたままいつの間に無くなっていた。
というか、野菜ジュースってジュース、なのか?幼気な気持ちをジュースという甘い言葉で誘っては突き放して、と弄んでいる。これは罠だ。
そして今日、人生二口目。いや、三口まで行く。
先ほど、今日は何もまだ口していない事に気付き、近くのコンビニの懸賞で貰って封印してあった野菜ジュースを飲んでみる。美味しかった。一口目は。二口目には幼少の頃の様に吐き気を催した。また罠に嵌る。だが、しかし、一口分は大人になっていたという事で少し満足。
一昨日逃避するように漫画を読み続けたので昨日は首が痛くてどうしようもなかった。そんなでも飲みに出て、朝までだらだらと喋り、始発の時間に帰ってくる。帰宅してから仕事の整理をしていると7時を過ぎてしまう。隣の家の新築工事が朝8時から始まるから1時間も眠れないな、と思っていたが運良く工事が無く昼過ぎまで眠れた。久しぶりの長い睡眠で起きてすぐ外に出たものの夜まで緩い眠気が身体を覆っていて、息抜きに再読しようと広げた平野啓一郎の高瀬川を開いたまま、またいつの間にか眠りに落ちていた。