445日
5/29〜30に掛けて、仙台から沿岸部を大船渡まで巡る。想像力はどこまで鍛えられるものなのだろうか。ナビの拡大表示で現れる家形が連なる場所は未だ取り壊されずに立っている家がぽつん、ぽつんとあるだけの更地で、緑地公園だったらしい場所はコンクリートで覆われ凸凹の車が並んでいる。瓦礫は正に山のように積まれ、山には津波の到達したラインがくっきりと現れている。国内外の報道写真や投稿サイトの映像は見ていたけれど、得る感覚、思考の届く範囲が全く違う。一泊二日でやっと辿れた地域の、距離にすれば倍程の地域が津波で被害が出たのだと、更にそれ以上の地域が被災したのだと、中々辿り着けない仙台までの帰りの車中で現実的な距離感をやっと捉えて愕然とした。どこでだったか。連れが、まだ1年と3ヶ月なんだな、とぽつりと言っていたな。