仕事が早く終わったので、銀座にて催されていた中村仁さんの個展のオープニングパーティに途中参加。行ってみるとObuse Contemporaryで一緒だった作家さんが多く、今日は月曜だし酒は少なめに、と心に誓ったはずが、ついつい飲み過ぎてしまった。流れで三次会まで。Gallery Bar Kajima。そこで飾られていた作品が、割と、何て言ったら何様だ、という感じだけれど良くて、欲しいな、と思ったけれど、5Dを購入した後の財布からは首を振られた。日曜にマガリオが作家さん(名前を失念…せっちゃんと呼ばれていた)にアポを取ったので何も無ければ一緒に取材予定。しかし、最近、人の名前を全く記憶出来ない。他の様々なことも右から左へ抜けてってしまっているけれど、それでも、人名以外のものは薄いフィルターには引っかかっている。そもそも人の名っていうのはどうやって覚えてきたのだっけ、という昨夏読んでいた本で問われていたことを思い出す。
日中の予想最高気温が14℃だったから、昨日までの格好から1枚減らして、まだ薄暗いうちに家を出た。流石に自転車で風を切って行く身体には寒さがまだ堪えたが、昼過ぎにタクシーにて事務所に戻る際には既に春の陽気で、決して早起きからだけではない眠気に襲われた。ここ数日は早めに帰れたこともあり、年始より途切れ途切れに読んでいる明暗を一気に捲る。残りのページ数が漱石の命の灯だということが何とも悲しかったけれど、紀伊国屋で探しても無かったけれど近所のブックオフで100円で売られていた、続・明暗を手に取ると、新しい才能に喜んで、悲しさは忘れてしまった。
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後継機の噂が絶えない為、待とうかしら、と迷ってたけれど、出たとしても買えっこない、ということに気付いてついに5Dを購入。殆ど出番の無かったD70sは下取りに。EF50mm F1.8 IIも同時購入。通過するだけだった街を一通り物色してから、帰宅し早速シャッターを切る。セットレンズの24-105mmは価格もそれなりにするだけに優秀なんだろうけれど、単焦点レンズばかり使ってきたから慣れない。しかも重い。50mmはやはりしっくりくる。
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あたしに少しでも触れたらケガするぜい、という1日。金属製のものに触るたびに、ビリッ、と静電気を発生させていた。端末に触るのも恐る恐る。気温が低く乾燥していた為だろうか。東京に来てから肌がカサカサして仕方がない。もうボロボロ。マガリオによると加湿器が効果抜群みたいだけれど必須よね。と言っても、自分の部屋には帰ってきてもシャワー浴びて寝るだけ、という生活が続いているから、事務所に導入してもらわないと意味無いか。
メガネ美人よりチョコ。本当に予想外でどんな反応も出来なかった。情けなし、と肩を落として、溶け始めているハート形のチョコを冷蔵庫に入れた。明日もたぶんスタバでコーヒーを買えば貰える。
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引越しは程々に、早速働き始める。仕事が辛い辛くない云々よりも、環境への慣れがまず必要だと実感。長い間、自宅に籠って制作をして自由な時間を使っていたこともあって、ふとした瞬間に長野のあの部屋に戻って仕事をしなきゃ、と思う。今までの東京は長野へ帰ることが前提の東京で、だからビル群もただそれを想起させるだけのものでしか、まだない。帰らないのか、と気付く不思議。それと、物理的な距離の問題だ、と思っていた、人との距離。全くこれは自分の想像力の無さを認めざる負えない。体感して初めて違うのかと知る。
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