五街道
眠くなったら眠って、何時間起きていようとも眠くなければ眠らない、という生活をしていたら、今がいつで、腹が減ってきたがこれは夕食の時間か?それとも朝食?いやおやつか?と訳が分からなくなった。いつでもおやつということにしておきたいけれど、それもちと心配だからと、テレビで観てから食べたくて仕方がなかった餃子を、閉店間際のスーパーへ駆け込んで買い、夜中に焼く。誰でも簡単に焼けるようにはなっているのだろうが、皮がパリパリに焼け、これが頗る旨い。翌朝、更に2パック買い足しに行く。
忌野清志郎の訃報を聞いて、ファンでも何でも無かったけれど、直前に、自転車で長野まで帰ろうかな、などと話していたこともあり気になった。G.Wなのか5月なのか、それとも不規則な生活なのか、身体を覆い始めた倦怠感から、それに身を任せてしまうのもまた良さそうだが、もう身を任せているも同然だからやはりどうにかしよう、という気持ちが生んだものだった。でも自転車とはそんなものだろう。片道300km弱だからまぁ2日もあれば行けそうだが、碓氷峠あたりが難所かな、帰路が辛そうだ、など。往路は中山道を辿り、帰路は甲州街道を辿ってみたら良さげ。ただ暫く他の全てを投げ打つ覚悟が必要か。
夢でちょいちょい出てくる都市は一体どこなのだろう、と気になる。東京でもなければ長野でもない。でも、どちらかといえば東京に近いが、そこまで開発され過ぎてはいない。郊外都市のようでもあるが、割と中央が集約されてもいる。線路は上下2層からなっていて、上層は恐らくモノレール。線路に沿うように5階程の駅ビルが横長に建っている。これはたぶん南側。北側は殆ど生活の臭いはなく、何か、発電所のようなものがある。駅前の道は広く、片側4車線程もあり、渋滞は無い。ただ徒歩5分も南に下ると、雑然とした歓楽街がある。そこをさらに抜けると、高層ビルが連なるビジネス街。人の気配は無い。知らない街で、夢の中でも迷っているが、それはまぁ実際の東京生活でも変わらない。それよりもそこで生活しているらしいことが不思議。