朝靄

久しぶり、ちて。PCとゲームというデジタル世界を往復していると現実の時間の流れが早いのか遅いのかという事が気にならず、大して意味など無いように思えてくる。アナログの塊が真ん中にあってもそれ自体の重さが無くなってただ持ってるだけのものに変わる。あたしの見てる世界はモニターの中にあって、蟻だろうと象だろうと等しくそこに重さは無い。恐らく朝靄だろう、と雨のあがった後の早朝を見ながら、ものの重さを取り戻す。
PCとゲームという文明に触れて常に新しい文化を享受しているのに、か、からか本やら映画やら音楽が頭の隅っこで激しく動く。今日はYUIのアルバムの発売日だったみたい。

文化か文明か、という水掛け論を友人と他人を巻き込んで繰り広げた事をふと思い出す。文明があっての文化か、文化あっての文明か。最近その友人とハードかソフトか、という論争もした。いや、争っては無いな。どっちがどっちなんて事判断出来る早さではない気がしたのよね。ま、どっちがどっちって事もないのでしょうけれど。ただ、人はどんどん退化、というか浅化していくな、と。人は人の深化が疎ましくてしょうがないんじゃないか、と最近のニュースやらを見てて思う。誰がこの世界を動かしているんだ、と。